〜 80EX60X54を削っちゃいました 〜

事の始まり


(※この記事の内容は2002年の夏に行ったものです。)


ある日の夜。

メインPCで動画のエンコ作業をさせつつ眠りにつこうと電気を消し目を閉じて夢の中に…夢の中へ・・・行ってみたいとおもいませんかぁ〜♪フフッフ〜ゥ♪ ……失礼。井上○水が降臨してしまいました。…おろ?頭の中で井○陽水と金○日の顔がダブって見えるニダ。今度、金正○のメガネを黒く塗りつぶしてみるニダ。

…話が脱線しました。
つまり、PCが発する騒音が気になって眠れないのよ。

このときのメインPCには2つのファンが取り付けられていました。
ひとつめは電源ユニット内の8cmファン。
ふたつめはCPUファン。

電源のファンを弄ることにはカナーリ抵抗感が…(−−; 下手したら燃えるし。
そんなわけで今回弄るのはCPUファンになりました。



さぁどうする?

さて静音化に一番効果がある方法と言えば?
…やっぱりファンを取り除くのが一番でしょ♪ 俗に言う「ファンレス」。騒音源を絶つんだからこれ以上ない方法ですね。
CPUファンレスにしようと思えばヒートシンクをそれなりの物にしないといけません。 当時使用していたヒートシンクは「Zalman CNPS3000」という扇形のヤツ。このシンクはファン無しでも結構放熱効果が良いように思えますが、実際にはあまり冷えません。空気というのは「粘り」があって、CNPS3000のようにフィン間隔が狭いと空気が移動しないらしいです。

そこで以前からネット上で話題になって気になっていたヒートシンクがあるんよ。
サーマルコンポーネント社のファンレスヒートシンク達。
私の使用しているマザボで使用できるのは数種類あるみたいなんだけど、今回は85Ex60x54で行きます。
サーマルのヒートシンクは店頭で売られているのを見たことが無いので通販で注文することに。サーマルに注文することも出来るんですが、届くまで時間が掛かる模様。せっかち君な私はUSER'S SIDEで注文。

黒くそびえ立つ85Ex60x54



到着!さぁ取り付けよ!

白の化粧箱のなかからは ヒートシンク・銅バッファ・シリコングリス・留め具x2 が出てきました。
んじゃ取り付けてみましょ♪ 銅バッファにグリスを塗ってシンクにペタッ。グリグリ押しつけて密着させます。CPUコアにもグリス塗ってグリグリ。
きちゃないね(^^;

マザボに取り付けて動作テスト。
BIOS画面でコア温度を監視。だいたい50℃と60℃の境目あたりで落ち着いているが… ちょっと温度が高いような…(当時は夏真っ盛りで室温35℃付近。より過酷な条件下での測定ということでクーラーはつけず窓も閉じた密室。いわゆる熱し風呂)

このままではちょいと心配ということで対策を考える。

もしかしたら銅バッファがいけないかもしれない。銅バッファ抜きで直接コア面にシンクを密着させればより温度が伝わりやすいのではないか? …こんな単細胞な思いつきで銅バッファをはずしてシンクを取り付けてみる…が、シンクがソケットに当たって取り付けられない!Oh!MY!GOD!!

どうすんべぇ〜(σ-`*)ホジホジ



当たるなら削ってしまえホトトギス

「そう。ちょっとぐらい削ったって問題ないっしょ!ヤスリで削っちゃれ!」
素人はバカな考えをします。

棒ヤスリを持ち出して来て削り始めます。

♪ゴーリゴーリゴーリ♪ウホッ

まっすぐに削れませんでした(泣)

だいたい幅1センチ・深さ1ミリほどを削りました。ホントはもっと細かいヤスリで磨いて鏡面にしたかったけど時間が掛かるのでパス(軟弱) 見えない場所だしね。

陳腐な図解。笑うな!
こーゆーことやね。



で、どうなのよ?

んでは取り付けてみる。
今度はソケットに干渉せず、OK!(*V∀V)b~~Good!!

先ほどと同じ条件で温度測定開始。

正直、少しは効果があるだろうと期待していたのよ。

…でもね、

まったく効果ナッシング!へたすりゃ逆効果!

見事に玉砕です。新品を購入した日に傷物にしてまで試したのに…(泣)



で、結局南極大冒険

結局、銅バッファを使用してグリスを塗り直したらば最初の時より3℃下がりました
グリスの塗り方って大事ですよね…

今日も傷物にされながら文句も言わずひたすらCPUを冷やしてくれています…。
サンクス!85Ex60x54!ゴメンね!85Ex60x54!

健気なヤツです…


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