2004/05/16
〜 ジャンク 旧Silent King 〜
ついつい買っちゃったのよ
新しく電源が要るようになったので買いに行ったのよ。
そんで目的の電源を手に取り店内を見て回っていたのよ。
そしたらあったのよ。
ジャンクのSilent Kingたちが。
4〜5箱ぐらいあったかな?
どれも故障箇所などは書かれて無く、とにかく「ジャンク」とだけ。
¥780。
箱を開けて中身を覗いてみる。
「ムムッ!この羽形状はもしやっ!」
電源の箱を2個抱えてレジに向かった。
私の記憶が確かならコレはアレだ。間違いない。

Silent King 350W
旧型だね。

外見はいたってふつう。っていうか綺麗。
「QC PASS」のシールも無傷。中身を開けられた形跡なし。
この段階で、ファンの羽形状見て☆ピン☆ときたアナタは立派な静音病患者(笑)

開けた。
やっぱりこのファンは!!

ホコリだらけで見苦しいが、これは紛れもなくYateLoon製ファン!
私の目に狂いはなかった。
Silent Kingに採用されたファンで羽が角張ってるのはYateLoon製ファンのみ。
Ruilian製ファンは羽が丸いのよ。

基板側。ちょっとホコリがついている。
見回してみたがとくに異常らしき箇所はなかった。ヒューズも生きている。

基板裏側。これも異常箇所は無し。
少なくとも外見上はジャンク(死んでいる)らしくない。
これって生きているんじゃないの?
DEAD OR ALIVE
ちょっとコワイが電源投入してみましょう。
いきなりマザボに接続して電源投入!なんてバカはいたしませんよ。
ATX電源は緑色のラインをショートさせれば通電状態になります。
てきとーな心線で緑色ラインをショートさせて・・・
いよいよ電源コンセントを挿します。
コンセントをグサッ!!
・・・
あれ?一瞬YateLoon製ファンがピクッと動くだけでシーンとしてますね。
もう一度試してみたけど同じ。
4pinコネクタに手持ちのファンを接続しても微動だにせず。
あ〜やっぱり死んでるんだぁねぇ。
なんで死んだんだ?
ヒューズも飛んでないし、損傷したようなパーツも無い。
残念ながら死因を特定できるような電子技術も知識も私には無い(泣)
ファンのホコリの付き具合からしても、しばらくのあいだは生きていたようなので初期不良だったというわけでもなさそう。
前の持ち主が使用中になんらかの原因で故障したと考えるのが妥当。
なんで死んだんだろうねぇ〜。
某掲示板ではSilent Kingは品質が良くなく寿命が短いという話もチラホラ。
これはそのウワサを裏付ける物か?
まぁ最初から電源自体には興味なかったんでモウマンタイ
そう、興味があったのはファンのみ。
YateLoon製ファンの性能を見たくて購入したようなもの。
つーわけで電源はさっさとジャンクBOXに放り込んで、ファンの動作テストをしてみましょう。
ファンを取り外して動作テスト用電源に接続。
まず12Vでテスト。
問題なく回転はする。が、かなり軸音がする。なんかこう擦れるような音。
お次は5Vでテスト。
回転しないでやんの。
どうやら手荒く扱われたかして軸がズレてしまったようですね。それか経年劣化によるファン自体の寿命か・・・。
どちらにしろ使い物になりませんね。お遊び用ファンとして活躍してもらいましょう。
余談:どけどけ〜探偵ukkiliの登場だぁ(笑)

この画像。ファンの左側の羽だけホコリが拭われたような痕がありますね。
もちろん私がしたんじゃないですよ。ファンの羽を直に触るなんてトンでもない。
でも自然にこんな風になるわけがない。
外側にはファンガードがあるので外からは触ることが出来ないハズ。
封印シールは無傷で分解された形跡は無いことから、前の持ち主が分解して触ったわけでもない。
これではまるで密室殺人事件のような(笑)
余談:ナゾはすべて解けた!じっちゃんの名にかけて!
「毛足の長いハケでファンガード越しにホコリを払った」
は不正解。
ハケではこんなにホコリの境目がくっきりすることは無いであろうと思われる。それにファンも回ってしまうしね。
では犯人はどのようにして犯行に及んだのか?
よく思い出して欲しい。

気づかれましたかな?
そうです。
「分解しなくてもファンガードは外から外せるんです。」
もちろん再度取り付けることも可能(ファンが動いてネジが締めにくいとは思うが)
犯人はドライバーで4本のネジを外しファンガードを外してファンの羽に付いたホコリを指で拭ったのです。
ホコリの境目がクッキリしているのが証拠。
そしてその際にファンの軸がズレたと思われます。
まったく馬鹿なことをしてくれたもんだ。前の持ち主は。
ファンの羽には触れるなとアレほど言っ・・・てないか。
みなさんも掃除の際にファンの羽に触るのはやめましょうね。
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