〜 ザオリク!Slim CD-ROMドライブ! 〜
逝く
あれは2002年の初夏のこと。ネット用PCに組み込むつもりでSlim CD-ROMを購入。
『LG Electronics CRN-8241B 24倍速』だ。
PCもだいたい組み終わり、動作テストをしようとして電源スイッチを押した途端に
「 パンッ!! 」
狭い部屋に鳴り響く破裂音。
とっさに電源コンセントを引っこ抜く。
CDROM付近から立ち上る煙と焦げ臭いニオイ。
(°m°;)ヤバッ!!(滝汗)
CDROMを取り外しニオイを嗅いでみるとやはり焦げ臭い。どうやら逝ってしまわれた模様。CDROM単体で通電テストしてみるも焦げ臭いニオイが増しただけで動作せず。完璧、文句なしにやっちゃった…(泣)
なぜ逝った?
当初はCDROMに差していた4ピンの電源コネクタから線が抜けかけていたのでコレがショートしたのかと思っていたが、その後の検証により原因が判明。4ピン電源コネクタの5Vラインと12Vラインを入れ間違っていた…。なぜそんなことになったのか詳しく説明するのは面倒なのでしないが(コラッ) そうなのだ。つまり5Vで設計された基盤に12Vを流してしまったのよ。逝って当たり前。
(余談だけど、この時HDDにも5Vと12Vが入れ違った電流が流れたはずなんだけど無事。よかったぁ〜)
手術開始
さて、このSlim CD-ROM。逝ったまま放置しておくのも勿体ない。なんとか我が素人技術で復活させることはできないものか。
とりあえず中身を見てみる。ネジをはずしてカバーを取ると…
見事に吹っ飛んでます(笑)
とりあえずこの吹っ飛んだ部品が何だったのかを調べないといけません。But 上面が吹っ飛んでいるので型番が分かりません。大きさ・形状的に隣にならんでいる部品と同じもののようです。↑の画像では分かりませんが端に白いラインがあり『107』と書かれています。
白いラインに『107』。これだけでは何の部品やら…。チップ抵抗にしてはでかすぎるし、ICにも見えない。 …と来たらコンデンサか?
ネットでいろんなコンデンサの形状を調べてみたところどうやら「タンタルコンデンサ」という部品であることが分った。『107』は100μFという意味らしい。
部品の正体が分かったところで代用品が無いと意味がない。が、そんな都合良くタンタルコンデンサなんて持っているわけがない。マイ・ジャンク倉庫をみてもタンタルコンデンサを使っている基盤は無い。どうすんべぇ(σ-`*)ホジホジ
ここでちょっとした考えが。
「F値が同じであれば別のコンデンサでもいいじゃないの?そりゃ耐電圧・特性もちょっと違うだろうけど…。」
そんな素人診断により手持ちのコンデンサの移植手術が厳かに執り行われました…。
拒絶反応無し。手術成功!
電解コンデンサ 16V 100μFで代用。いいんでしょか?コレで(笑)
今現在、メインPCに繋がれて、何もなかったかのように動作しています。
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