〜 ABIT SA6が逝っちゃいます〜ぅ 〜

それは2002年の夏、始まった…

2002年の夏に起こった異変…。

85Ex60x54を購入したとき取り付けるためにPCケースを開けると妙な光景が目に入ってきた。

液漏れコンデンサ

マザーボード上の電解コンデンサです。左側が正常な物。右側は液漏れを起こし、さらに膨らんできている状態。17個中の3個に同症状が見られた。
電解コンデンサは耐電圧を超えた電圧をかけたりすると液漏れ・膨張の後に破裂するが、今回はちゃんとメーカーが設計・制作したマザボなので高電圧がかかったとは考えにくい。

結局原因が分からないまま、この時は液漏れも少量でわずかに膨張しているだけだったのでしばらく様子を見るということで放置しておいた。

そして数ヶ月後……



2002年11月

なんの用事だったか忘れたけどPCケースを開けてマザーボードをじっくり見る機会があった。
前回の3個のコンデンサは大した変化が無いので一安心していたら…

膨張して他よりも2mmほど背の高くなった電解コンデンサ
膨張して他よりも2mmほど背の高くなった電解コンデンサ発見!!(画像中の6個全部同じ型番のコンデンサです)
他にも液漏れコンデンサが2つ増えていた! 17個中の6個に発症!

ちょっとねシャレにならんよ、と。このまま使い続けたら確実に破裂してマザボどころかVGAカードなんかも巻き込んで逝っちゃうよ、と。



修理しようとするが…

電解コンデンサぐらいショップで買ってきて交換すればいいじゃないかと思われるかもしれないけど、マザボで使用されている電解コンデンサはちょっと高級なヤツで一般にはあまり売られておらず入手が難しいのよ。ちなみに問題のコンデンサの型番は「JACKCON 1500μF -40+105℃ 6.3V」になっています。

このままの状態で使い続ける勇気は持ち合わせていない。かといって代用品も入手できない。

悩んだあげく下した決定は「押入にある古いマザボからコンデンサを引っこ抜いてくる」でした。
Slot1時代のこれまたABITのマザボが押入に眠っていました。幸いにも全く同じ型番のヤツが乗っています。



修理

さぁいざ古いマザボからコンデンサを引っこ抜こうとしても所詮は素人技術、なかなかうまくいきません。ハンダ吸い取り器なるような高級品はもちろん持っていません。あるのは役に立たないハンダ吸い取り線のみ(銅線がメッシュ状になったもの)。 それでも強引に、無理矢理に、コンデンサを1個取ることに成功。 本来ならば6個取って全部取り替えたいところですがかなり手間がかかることが予想されるので、今回はあの2mm背の高くなったコンデンサ1個のみの交換だけにしておくことに決定(軟弱)



そして…

交換作業も終わり、動作テストも無事終了。
とりあえず問題なく動作はしているので新しいマザボがくるまでこのまま使い続けることにする。ちょっと怖いけどね(^^;

そしてマザボ探しの旅が始まった…(終)


p.s.
交換後のマザボの画像はありません。あまりにもみっともない修理の仕方をしたので(笑)



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