2004/12/30

〜 3.5インチHDDに2.5インチHDDをブチ込め! 〜

2004年最後のPC活動記

ど〜もど〜も。おひさぶり。お元気ですか?
私は元気です・・・が、最近ちょっとJr.の方の元気が・・・(笑)

「まだまだバイ○グラのお世話になんかなってたまるか!!」

とまぁ、的はずれな気合いを入れている2004年年末。
ふと活動記の更新履歴を振り返ってみると・・・

(滝汗)

ヤバイですな。
2004年はたったの4回しか更新していなかったんですね(汗)
さすがにこのまま新年を迎えるわけには・・・
こんな寂れたHPを毎日見てくれている皆さんに申し訳が立たない。
なんでもいいから更新せねば・・・

ってことで、ネタ探しの始まり。



ひさぶりに某掲示板群のHDDスレを覗いてみたわけだ

「なにか手軽にできるネタねぇか〜」
と探した先は某掲示板群のHDDスレ。

スマートドライブは熱くならない
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/jisaku/1077628926/749


ちょこちょこっと話題に出てくる
「2.5インチHDD用のスマドラまだぁ〜?」
の声。

「お♪つーことはじゃぁ2.5インチHDD用スマドラをお前が作るってんだな!」
と思った人、違います。気が早いです。
それに>>749さんが”豆どら”を既に製作されています。
ここで似たような物を作って

なにがおもしろいと言うのでせう?

それにアルミ板買ってきて斬って、曲げて、穴開けて、みたいな作業をする気力は現在持ち合わせておりませぬ。
「お手軽に」がモットーです。



じゃぁ何するってんだよ

ヒントは>>701さんあたりのレス。

「大きさが3.5インチHDDと同じで2.5インチHDDが内蔵できる物」

ここで過去のPC活動記での経験が役立つワケですよ。
2003/08/20 HDD内部を覗くぞ!Maxtor D540X-4K040K2編

HDDを分解して中身を取り出したときの感想。
「意外と中は広いのな」

分かりましたか?
分かりましたね?

そうです。今回のPC活動記のネタは

「3.5"HDDのガワに2.5"HDDを内蔵!」

です。


論より証拠!見ろ!

もうグダグダと講釈垂れるのつかれたんで一気に完成まで突っ切る。



解体。前回バラしたときは面倒だったんで円盤は外さなかったが、今回は裏側から心棒めがけてトンカチ振り下ろしてドカン☆ スポッと抜けました。




これ。前回は外し方が分からずに手を付けなかった部品。これが付いたままだと入れられないので親指で強引に押してみた。




ポロッと取れました。接着テープでくっついてただけみたい。私の推測ですがこの部品はHDD内部の気圧を一定に保つための空気穴のフィルターじゃないかと。




円盤。相変わらず鏡のごとく反射して部屋の中を映してくれちゃってますのでボカシ処理しています。この中心軸が流体軸受け?




円盤を取り外したあとの赤い矢印の部分。ちょっとでっぱっていてこのままだとHDDを入れたときにつっかえるんで後で支障がない程度まで削った。




ついでにここのでっぱった部分も邪魔なので削った。




基板。コネクタは流用するため分離。ハンダゴテを当ててピンの足を持ち上げる方法でやった。




今回の犠牲者(笑) 半分の容量を認識しなくなった10GBの2.5"HDD。パーツショップで購入した2.5"HDD→3.5"HDD変換コネクタ。40芯のフラットケーブル(80芯じゃないよ)




写真を撮るのを忘れていたんで一気にハンダ付け後の図。フラットケーブルを1芯ずつ引き裂いてバラバラにし、穴から引き出して揃えて整えてセロテープで仮固定。そして1ピンずつハンダ付け。実に汚いハンダ付けだが私の技量ではこれで精一杯。ついでに電源ラインもハンダ付けしておく(茶色と黒色のラインね) ちなみに赤い矢印のラインはIDEの20番ピンのラインなので使わない。あとで根本から切断しておく。




内部側はこうなってる。我ながら汚い配線だ(笑) でもこれが精一杯。笑いたけりゃ笑え。




セロテープで仮固定していたフラットケーブルを瞬間接着剤で固める。ハンダ付け部分はホットボンドで固定。赤い矢印の2本のラインの先には・・・




ボケボケで申し訳。温度計用のサーミスタがあまっていたんで、本来ならマスターかスレーブの設定するコネクタ部に取り付けたのよ。これなら2.5"HDDがS.M.A.R.T.に対応してなくても内部温度が測れるからね。ついでに内部から外部に繋がる穴はホットボンドで埋めておく。




3.5"HDDの本体と基板の間に挟まれていたスポンジシートを衝撃吸収のために引いておく。何でも良かったんだけどね。余っていたからさ。厚みは約1.0mm。




はいった!はいったよ!ママン!




上蓋。そのまま取り付けるとHDDの基板面がショートする可能性があるんで、よくマザーボードなんかを包んでいる薄いスポンジシートでガード。




両面テープでペタッとな。




カポッと被せてネジ止め。2.5"HDD本体は先ほどの黒とピンクのスポンジシートに挟まれて身動きできないようになっている。振動対策も兼ねています。




裏側。できるだけ本物のHDDに似せるため基板を元通りに取り付ける。当然、コネクタ部分で干渉するので思い切って基板をカット。ニブラでガッチガッチ(笑)




完成! 寄せ集めパーツで試運転。




で、どう?

予想外。何の問題もなく動いちゃった(笑)
ちゃんとATA66で認識してるし、Windows2000も立ち上がる(この2.5"HDDにはW2Kをインスト済みなのよ)
動画の再生も、ファイルのコピーも何ら問題なく動く。

気になる騒音の方はこれまたビックリするぐらい静か。
この2.5"HDDは使い古しただけあってかなり五月蠅い物だった。
ところが耳を近づけないと動作音が聞こえないぐらいにまで消音されている。

熱の方は・・・・さぁ、どうなんでしょ?
もともとそんなに発熱するHDDじゃないんで分からないッス。


結果。


結構イケル♪

低予算で2.5"HDDを静かにさせるケースが欲しい人にはイイかもね。
材料費といえば・・・

・3.5"HDD本体(完全ジャンクでOK)  500円ぐらい
・2.5"HDD→3.5"HDD変換コネクタ   1000円ぐらい
・フラットケーブル(40pin)      50円ぐらい
・加工・ハンダ付けする技量・根性  プライスレス

変換コネクタを使わなくても2.5"HDDのピン間隔にあうメスコネクタさえ入手できれば後は直にハンダ付けしたらいいだけなのでかなり安く仕上げられますね。


でもまぁ、信頼性に欠けるので使う気にはなれませんがね(笑)



今後の課題

まずはマスター/スレーブ切替のラインを繋ぐ。
温度センサを取り付けたラインの横にまだまだ空きピンが残ってるので可能だろう。
ただ、2.5"HDDのピン間隔にあうメスコネクタは近所では入手できないシロモノなのでどうしようもない。
こんど日本橋に寄ったときにでも探してみよう。

2.5"HDDの熱をガワに伝えやすく改良したほうがイイかもしれない。
今回使った薄いスポンジシートの代わりに厚め(t=2.0ぐらい?)の熱伝導シートでいけるかな?

2.5"HDDを内部で完全に固定する必要があるかどうか。
固定してしまうと振動が伝わりやすくなってしまう。
柔らかいスポンジなどを使って上蓋で押さえ込んで動かなくするだけで十分だと思う。



UMA

まぁ、おそらくこのHDDを使うことはないと思うんで、たぶんこれ以上弄ることは無いと思います。
でも『3.5"HDDに2.5"HDDが入った!』のは事実。
「もっとスマートに綺麗に華麗に作ってやるぜ!!」
そんな漢気をお持ちのアナタ。
完成した暁には是非連絡下さい。お待ちしています。



・・・ん?



アレは何だ?



あ、あれは!!



ッ!!



び、ビッ・・・・



!!!!

神様!これは御神託なのですか!?
私にアレをアレしろ、と。
た、たしかに可能なのかもしれません。
アレにアレを入れてさらにアレを入れる。
これ以上ないPC活動記のネタにはなりそうです!

が、

無理です!
アレは今となっては見つけることすらできない可能性があります!
とくにこんな片田舎では絶望的です!



つ〜ことでチャレンジャーな人は頑張って下さい(笑)





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